ラディカルな転倒

一般企業で働いています

もっと多くの人が典型的なアイデアや型にはまった行動に終始するのではなく、自分独自のアイデア、解釈、表現を自由気ままにできるようになったら面白いなと。そうした人間の可能性みたいなものを発散させるためには、世の中がもうちょっとシームレスにならないといけない。シームとは繋ぎ目であり、何かをする際のハードル、あるいは非productiveな時間とも言える。

例えば、何か新しいものを作ろうと思ったとき、作るためのソフトウェアのインストールに3日かかったら、それは大きなシームで、創造的な時間の奪取だよね。みんながそれぞれ好きなことをやろうと思ったときの、手続きとか、準備とか、待ち時間とか、そういうつまらない時間をなるべくなくしてあげるみたいなことをしたい。

そうすれば、みんなの面白い時間を最大化できて、もっとクリエイティブなものが世の中に増える。そんな世界を実現することができれば、俺自身もその面白さを享受できる。

俺は何か発明をしてみたい。新しいアイデアとか、新しい仕組み、新しいサービス、新しい概念とか。なんでもいい。それらを、遠くのもの同士のつなぎ合わせで実現したい。天動説と地動説とか、トヨタ生産方式とか、所有からシェアとか、線形から循環型とか、持ち運べるコンピュータとか、縦割りからアメーバとか。誰も思いつかなかったような自分だけの視点、あるいは組み合わせで世界をあっと言わせたい。「ロックさ」ってそういうことだと思う。

経済力とか、ステータスとか、そういうのも大事だけど、相対的なものを追い求めるのはしんどいよね。だから、面白いか面白くないかという、絶対的なものに身を委ねる方が自分に合ってるのかなと。